土曜日 10月 23, 2010 at 21:57
“「悩み抜いて課題を解決した」経験が生きる
ITエンジニアのA氏はそれまで、「既存システムの改修」といった、やるべきことが明確なプロジェクトしか経験していなかった。そのA氏があるプロジェクトで、「システム構想の立案」を任されることになった。
システム構想の立案は、言わば無から有を生み出す作業である。既存システムの改修プロジェクトでの経験は通用しない。A氏にとって大きなチャレンジとなった。A氏は試行錯誤しながら、システム構想の立案に取り組んだ。結果的に、システム構想を立案し、開発に落とし込むまでの仕事をやり遂げた。
A氏が課題を無事に遂行できたのは、試行錯誤するだけの「時間的なゆとり」があったからだ。システム構想を立案しようとすると、プロジェクトの複数のステークホルダー(利害関係者)へのヒアリングや調査に多くの時間を割く必要がある。いったん作ったシステム構想の修正や見直しが必要になるケースも少なくない。
要は、ITエンジニアがプロジェクトで育つためには、課題解決のために悩み抜くだけの余裕が必要ということだ。サインポストの蒲原寧氏(代表取締役社長)は「自分にとってレベルの高い課題をクリアした経験を持つメンバーは、大きな問題に直面しても、落ち着いて対処できるようになる。問題が起きる前に先手を打つようにもなるので、仕事を安心して任せられる」と話す。
課題を自分で考えて解決することで、ITエンジニアは解決に向けた考え方や注意点を学べる。さらに自分で解決できたことが自信につながるので、難しい仕事が来ても、ひるまなくなるのだ。
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